2022 AU短期留学プログラムmovie & ご挨拶

2022年の短期海外留学は開園から20年間で一番思い入れのある素晴らしい留学となりました。コロナで何年も延期になり、たくさんの条件をクリアし、オーストラリアの学校と、ホストファミリー、園長である私個人のオーストラリアの友人、参加者の保護者、参加する子供達、日本に残る先生、引率する先生と皆で力を合わせ実現した留学となりました。コロナという今までにないものに対応し、今までにない費用も使い、今までにないたくさんの下準備をし、今までにないほどのやり取りを学校やホストファミリーとし、やっとの思いで実現した留学でした。今回ほど全てにおいて大変な留学はグローバルで初めてでしたが参加者の保護者の方も本当に皆さん協力して下さる素晴らしい保護者の方々で感謝の言葉しかありません。本当にありがとう御座いました。コロナ、円安、そんな中での条件の変更、延期による対応とグローバルにとっても初めての事の連続でしたが皆さんの理解ある心と模範的な人柄に何度と私も救われました。そして何度延期になっても最後まで留学を諦めない子供たちの熱意に私もオーストラリアの校長も関係者全員支えられ頑張り抜くことが出来ました。本当にありがとう御座いました。

また、今回の留学は15歳の自分自身を思い出した特別な留学ともなりました。初めて留学したいと両親にお願いし、反対され、それでも留学したいと諦めきれず長い時間をかけて説得してやっと留学できた自分の留学と今回のグローバルの子供達の留学が重なり、何度留学中に子供達を見て涙したか知れません。留学とは何でしょうか。英語を学ぶのが留学と思っている方が多くいますが、英語はオマケであって、留学とは親元を離れ、親が教えてあげられない事を国も言語も人種も違う人から学び人として大切なことを学びに行くのが留学だと私は思います。また進学や学歴という観点からも、これからの学校選びは公立か、私立かという2択からではなく公立か、私立か、または海外の学校かの3つから選べる時代だと思います。中学や高校受験のために何年間も塾に費やすだけが道ではありません。もちろん簡単な事ではありませんが、このグローバルの英語学習や短期留学プログラムが切っ掛けとなり、子ども達がそれを望み決意して大きな一歩を踏み出そうとした時に私やグローバルの先生、そしてオーストラリアの姉妹校が力を合わせて実現するための一助となりサポートすることが出来たらと願っております。

最後に、今回の短期留学プログラムは子ども達にとってコロナという今までにない困難と不安を世界中が経験し人々の心も塞いでしまいがちな中で国も言語も容姿も違う友人が地球の裏側にいて友情を育み、深めることができた素晴らしい旅となりました。同時に彼らはたとえ1ヶ月という短い期間でも親元を離れて海外で生活する中で普段は当たり前のように家族に見守られ、してもらってきた事がどれだけ有り難いことか改めて気付く機会となり、より大きな感謝の気持ちも育まれた事と思います。そして最後まで諦めずに努力し、困難を乗り越えて成し遂げたことによって内面的にも大きく成長し、かけがえのない経験となりました。

改めてこの度はグローバルエジュケーションガーデンのオーストラリア短期留学プログラムにご参加下さった皆様、本当に有難うございました。

リンク先のfileは今年の短期留学の様子を10分ていどの動画にまとめたものとなっております。今年ご参加頂いた皆様だけではなく、短期留学プログラムに興味がお有りの皆様や次年度以降の参加をお考えの皆様も是非ご覧ください。よろしくお願い致します。

グローバルエジュケーションガーデン
園長  緑川 智子